Darboゼミの出張所

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映画『銀河鉄道の父』のこと

先日、映画『銀河鉄道の父』を観てきました。
いずれは論文やエッセイなどで取りあげたいところではありますが、
それは繰り返し観ることが容易になってから(かなあ)。

ひとまず初見で気づいたこと、気になったことをメモ書き程度で記してみたいと思います。

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作家の身体感覚のこと

昨日、宮沢賢治研究会に参加しました。
Web例会は本当にありがたい。こちらは四国のさらに島暮らしなので。

さて報告者の小島聡子氏のお話を聞きながら考えていたのは、
文学テクストにあらわれる作家の身体感覚についてでした。

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『うる星やつら』(2022)のこと

お昼のお供にと、今さらながら『うる星やつら』(2022)の第1話を視聴。
思った以上に「昭和」なノリで困惑。
今これを製作することの意味はなんだろう。

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ザ・キャビンカンパニー『しんごうきピコリ』のこと

『しんごうきピコリ』という絵本はよくできている。この絵本は子どもに「交通ルールを守りましょう」というメッセージを発するものとして、基本的にはある。

けれども、それが全くお説教くさくないのだ。

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いわむらかずお『14ひきのおひっこし』のこと

いわむらかずおの「14ひきの」シリーズは、1枚の絵があり、それが何をあらわしているのかがさらっと文字で書いてある、という連続から成っている絵本として受け取ることができます。絵と文字のバランスからいうと、あきらかに絵の方に重みが置かれていると言えるでしょう。
そうした「14ひきの」シリーズでは、いずれも14匹の野ネズミ一家の日常が切り取られます。

ところが記念すべきシリーズ第1作は思った以上にシリアスです。

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